ブロックチェーン上で取引をする際に発生する手数料のようなもの。
取引が多く混雑している時は高くなるなど、時間帯によって価格が変動する。
■補足
NFTはブロックチェーン上に存在する。ブロックチェーンのブロックの中には取引履歴が入っていて、この取引履歴の事をトランザクションと言う。Web3の世界では、管理者が存在しない。これを自立分散型と言う(これまでは、サイトの運営者が管理者であり、これを中央集権型と言う。※LINE NFTや楽天NFTは中央集権型のプライベートマーケットプレイス)。
ブロックチェーンは自立分散型の管理をしているので、誰かがブロックの中に取引履歴を確認し、正しい事を証明した上で箱詰めしなければならない。これをマイニングと言う。マイニングをすると、マイナー(マイニングする人)は報酬を得られる様な仕組みになっている。その報酬はGAS feeから支払われる。マイニングの方式は、
・proof of work(仕事の証明)
・proof of steaks(保有量による証明)
などが有り、イーサリアムチェーンは以前は、proof of workだったが、proof of workが消費電力量が激しく、地球環境に悪いと言うことで、イーサリアムチェーンは proof of steaksに変更となった。これによって、GASfeeは以前より安くなっている。
【GAS feeが高くなる理由】
トランザクションの流れは、道路の交通量と同じ。取引量が増えると渋滞を起こす。そこで、高いGAS feeを支払った者から優先的に処理をしていくと言う方法が取られている。GAS feeは、NFTのやり取り量のみで決まるものではなく、ETHとドルなどの換金によっても変動する。よって、ETHの価格レートが上がれば上がるほど、GAS feeは高くなる。以前は、NFT本体価格よりもGAS feeの方が高いと言う事はよくあった。